ippo: 2007年11月アーカイブ

うつ病を本当に治すために


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うつ病の治療法は、研究が進んだことで進歩しています。薬によるうつ病の治療は効果的ではありますし、抗うつ薬によってうつ病の症状を和らげることができるようになりました。しかし薬にだけ頼った治療では、うつ病は再発する可能性が高く本当にうつ病が治っていない場合もあります。本当にうつ病を治すために必要なことは、うつ病の原因になっていることをみつけて改善することです。うつ病の原因となりえる内容は人によってさまざまです。たとえば職場の人間関係や仕事の環境によってうつ病の症状がひどくなる場合も少なくありません。また将来に対する不安が原因のひとつであることもあります。5年、10年先の自分の姿をイメージできないことで漠然とした不安からストレスを抱えてしまっていることもあります。ひとつの改善方法として、ブレインダンプをお勧めします。これは頭の中で思っていることを全て紙やワープロなどに書き出して不満や欲求など全てを掃き出して整理することで自分自身を分かるという行動です。なんとなくでも将来に対して前向きになれるきっかけがあればうつ病の症状の改善につながると思います。このようにうつ病の本当の完治のためには薬だけでなくうつ病の原因となっている根本的なことをひとつひとつクリアにしていくことが大切ではないかと考えています。

うつ病治療の基本


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うつ病の治療の方針は、うつ病が発症した原因によって分類される種類で多少異なります。精神的なストレスなどの心理的葛藤が原因ではない「内因性うつ病」の場合、治療の流れは一般的な病気の場合と同じで、無理をせずに休養をとりながら薬を服用して回復するのを待つことが基本となります。うつ病は心の病だということで、気持ちの持ちようや自己の努力によって改善できると考えがちですが、うつ病(特に内因性うつ病)をこれらの方法で改善させることはできません。それどころかうつ病の症状を悪化させることにもつながります。うつ病は将来を悲観してしまう症状があり、うつ病が回復することはないという考えしか持てなくなり症状をますます悪化させてしまうことがあるのですが、いかに重度のうつ病でも治療によっていずれはかならず改善するものなので、いつかは治る病気なのだという希望を持つことがうつ病の治療をする上で大切なことです。うつ病の治療には周囲の人の応対も重要になってきます。甘えてはいけない、頑張らないといけないといった類の言葉は、うつ病患者を精神的に追い詰めることになり、症状の悪化や最悪のケースでは自殺のきっかけにもなり得ます。うつ病は自分の力でどうにもできない状態なので、自分の努力で改善することを求める言葉は逆効果なのです。本人はもちろん周囲の人も、うつ病が自分の力では回復することができない病気であることを受け入れて焦らずに回復を信じる考え方を持つことが大切です。

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