2007年12月アーカイブ
"うつ病の症状は治療によって回復しますが、急に回復するケースはあまりありません。うつ病は治療によって、または精神的なストレスなどの原因が解決することで少しずつですが症状が回復していくというのが一般的なようです。うつ病の症状は日によって異なり、ひどい鬱状態の日がある反面症状が軽く調子の良い日もあったりします。うつ病が治っていく時には、だんだんと調子の良くうつ病の症状の軽い日が増えていきうつ病が現れる日が少なくなっていき、回復していきます。鬱の症状もだんだんと浅くなっていきます。うつ病が回復して治りかけた時期に気持ちがイライラすることがあるのですが、これはうつ病の症状が悪化したわけではなくて回復して治る前兆、うつ病が治りかけている証だと考えて良いのだそうです。そして多くのうつ病の人が治りかけた状態で陥るのが、どこがうつ病の完治なのか?という不安です。うつ病の完治は、服用していた薬の服用を減らしていき薬が必要なくなったあと、治療を続けてきた医師のカウンセリングを続けた結果、治療の終了を診断されたされたときだと考えられます。薬などによるうつ病の治療をやめてから約半年間は、経過を観察するためのカウンセリングを受ける必要があります。うつ病は再発する可能性の高い病気です。自分の判断で薬の服用を止めたり通院をやめたりしてはいけません。医師から必要だと診断されている間は症状が治まったと思っても通院するようにしましょう。
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うつ病の治療の中心は抗うつ薬による薬物治療です。薬を服用する限り副作用というのは必ずあります。自然のものであるハーブや漢方薬にも副作用はあります。しかし副作用に対して実際よりも過剰に構える必要はありません。副作用について正しい知識をもって薬の服用方法を守ることが必要です。うつ病の治療で抗うつ薬を服用することで起こりうる副作用には、食欲不振、喉の渇き、倦怠感、頭痛、めまい、震え、眠気や尿の出にくさ、性欲の減衰、性機能の異常、発疹などがあります。それ以外にはSSRIのパキシルという抗うつ薬には副作用によって自殺を誘発する危険性が報告されているそうです。しかしうつ病の治療につかう抗うつ薬による自殺は非常に稀な事例で、この抗うつ薬を服用している人の割合ではごく少数であり、服用法を誤ったための症状だとも考えられます。しかしこのようにうつ病の症状を改善する薬によって自殺を誘発するような副作用が起こる可能性が僅かでもあるのはなぜでしょうか。実際には副作用について把握できていない部分もあるというのが実情だと思います。この問題はうつ病治療薬の抗うつ薬の働きに大きな原因があるのではないかという意見があります。抗うつ薬は脳内の神経伝達物質の分泌異常を改善することが目的ですが、抗うつ薬によってこれらの物質の分泌量自体を増やすわけではなく、見かけ上の分泌量をふやすことでうつ病の症状を改善させているのだそうです。だから薬の服用を止めればうつ病が再発する可能性が高く、このときに自殺を引き起こすという可能性があるという考え方があります。
うつ病を克服するために実践し改善した例のある方法を一部ご紹介します。うつ病を克服するということは、身体の機能を正常なときの状態に戻すことを言い換えることができます。今回ご紹介するのは身体をうつ病にかかる以前の状態に戻すことを目標にした克服法です。まずは規則正しい睡眠のリズムを作ることです。具体的には朝8時に起きて夜12時に寝ることです。規則正しい早寝早起きでうつ病の原因とされる神経伝達物質(メラトニン・セロトニン)が安定するようにします。うつ病にかかると昼夜逆転、不規則な睡眠など生活のリズムが狂います。起きることだけを頑張るのですが、これが大変なようなら少しずつ起きる時間を正常に戻していくようにします。太陽の光を浴びることでうつ病の症状の改善にもなりますし効果的です。そして朝起きたら熱いシャワーを浴びてすぐに食事をとります。シャワーによってうつ病で異常をきたしている自律神経を刺激する効果があります。朝食は起きてから30分以内に食べることで体内時計を整えることができます。そして日にあたり身体を動かします。夜正常に睡眠をとるためには身体が疲れないといけませんし、運動によって身体の機能は正常に戻ろうとするようです。
