うつ病の症状: 2008年2月アーカイブ

うつ病の症状


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うつの症状には、一過性の心理的なストレスによって引き起こされる心因性のもの、急性ストレス障害、PTSD適応障害などがありますが、うつ状態を呈していることものがすべてうつ病であるとは限りません。

またうつ病にはパニック障害や統合失調症など症状として生じるものもあります。
内因性うつ病とは、身体のリズム(生体リズム)や季節の移り変わりなどの体内の調子が変わることで生じるうつ病の症状です。

このようにうつ病には、さまざまな状態がありますが、うつ病として扱われるのは「死別反応以外のもので、2週間以上毎日継続して生活の機能障害を呈している」という程度の重症度とみられるもので、これはDSMの診断基準に従ったものになります。

うつ病の症状である絶望感はとても辛いもので、将来に対する希望がもてない、過去にさかのぼって小さなことでも大きな罪悪感を抱くこともあるようです。うつ病になる前に楽しんでいた趣味を楽しむことができず仕事もできない精神状態になることもあります。うつ病は自分に価値がないと思えて、苛立ちを感じることが多くなります。うつ病の症状によって将来に希望をもつこと、信じることができなくなってしまいます。

そのような精神状態が長く続くことで、自殺の心配もあります。

うつ病の症状と原因


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うつ病によって引き起こされる精神の不調は身体にも影響を及ぼします。うつ病患者は精神的な不安や焦りから、不眠になりやすく、朝早く目覚めても眠ることができず、休息が不十分な状態が続き、さらに状況を悪くしてしまいます。うつ病による精神障害・不眠から食欲不振や食べても味を感じられなくなり食事が美味しいと思えなくなります。頭痛や発熱、全身の倦怠感なども引き起こされます。うつ病は、このような身体の異常を感じながらも身体的な検査では何も異常が見つかりません。何か大きな病気ではないかという不安もさらにうつ病患者の状況を悪くしてしまいます。このような体調で検査をしても原因が分からなければ、うつ病である可能性が高いといえます。約半数のうつ病の患者が、朝起きたときに最もうつが強くて時間がたつ毎にうつの症状は和らいでいくようです。しかしうつ状態が和らぐことで、精神的に頑張ってしまし、結果としてうつ病を悪化させてしまう原因になるようです。人間は生きている限りいろいろなことが起こりうつ病でなくても落ち込むこともあります。しかし、通常は落ち込んでいた気持ちも数日もすれば回復するのですが、これが2週間以上も続くとうつ病の可能性もあるんだそうです。

最近のうつ病の研究


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うつ病についての最近の研究によると、一生のうちにうつ病にかかる可能性は15%程度なんだそうです。日本では1600人に対する面接調査を2002年に行なった結果、うつ病の割合2%・生涯有病率で6.5%という結果が出ているそうです。これらの研究を総合的にみてみると、うつ病を疾患している割合は35~50人に1人程度、7~15人に1人は生涯のうちにうつ病にかかると考えることができるのだそうです。病気になると人間の身体は何らかの異常が現れてきます。うつ病という病気も例外ではなくいろいろな症状が現れるのですが、うつ病が風邪などのような他の病気と異なる点は、それらの症状が身体だけではなく精神面でも現れるということです。うつ病によって現れる精神面の症状には感情面の「憂鬱感」や意欲面での「物事への関心・興味の低下」のほか、物事を判断するのが鈍くなる、自分に自信がもてなくなる、自分を責める、不安に襲われやすいなどがあります。これらの症状が現れてもうつ病の状態が軽ければ仕事などの日常生活に支障がないために、うつ病の発見が遅れやすく初期の治療を行なうことがむずかしくなり、うつ病の症状を悪化させる結果となっているようです。

うつ病の症状の特徴


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うつ病はほかの一般的な病気と異なり、病気の症状が身体に現れるだけではなく精神的にも症状が現れることは以前にもお話させていただいたことがありますが、一方で精神的な病気を考えられているうつ病ですが、うつ病の症状は身体にも現れてきます。うつ病による身体の症状にはいろいろなものがあるので、身体の症状からうつ病だと診断するのは難しいようです。このようなことで病院での診断でも身体に異常がない、体調不良の理由がわからないと診断されることも少なくないようで、これはさらにうつ病を悪化させることにもつながります。うつ病によって身体に現れる症状には「眠れない・朝早くに目が覚める」といった睡眠障害や「食欲がわかない・胃のむかつき、もたれがある」「痩せてきた」といった食欲障害、その他頭痛や微熱が下がらない、肩こり、疲れば溜まりやすく倦怠感がとれない、性欲が衰える、便秘・下痢になる、生理不順などがあります。これらの症状が2週間以上治らない場合は、うつ病の可能性も考えられます。初期の軽いうつ病の段階では、精神的な症状はあまり見受けられず、身体のほうに少しいつもと違う症状があらわれるので「風邪かな?」というように身体の病気ではないかと考えてしまうのだそうです。

うつ病にかかる割合


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近年、現代社会においてうつ病になる人の数は確実に増加しているのだそうです。アメリカでは生涯のうちにうつ病にかかったことのある人が男性では10人に一人、女性では5人に一人という調査結果があります。この結果からも分かるように女性のほうが男性よりもうつ病にかかりやすいということがいえます。女性だと一方日本でも人口における割合で5%の人がうつ病だと言われています。これは約650万人がうつ病にかかっているということです。またうつ病患者の数はこの数年のあいだに確実に増加していて、うつ病だという認識のないまま身体にうつ病の症状が現れている人の数も含めると、うつ病患者の人数はさらに多くなっていると考えられます。従来のうつ病は発病すると外出することもできない人が大半だったのですが、現在うつ病に多いのはこのうつ病の認識がなく苦しいながらも日常生活を過ごしている軽度のうつ病なのだそうです。このうつ病の自覚がなくが日常生活に支障がない程度に身体の症状が出ている状態は、うつ病と診断することが難しく、うつ病を進行させてしまうことが多いのですが、このような身体の症状だけが現れている軽度のうつ病であれば、抗うつ薬などの投薬治療で比較的治療しやすいと言われています。

うつ病の身体の症状


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"うつ病の症状は心の症状と身体の症状の2種類に大別することができます。これらのうつ病の症状のうち身体に現れる症状は軽度のうつ病で心の症状が現れるまえに現れることが多いです。うつ病の身体に現れる症状はあまりに様々ですべてをまとめることは簡単なことではないのですが、一般的な症状をご紹介します。うつ病の身体に現れる症状には、睡眠状態の悪化があります。うつ病による睡眠症状には眠れなくなる場合と寝すぎてしまう場合に分かれます。寝つきがわるくなる、夜中に目が覚めて眠れない、朝早い時間に目が覚めるというのが多い症状です。うつ病による睡眠障害は不眠症とは異なり、まったく眠れないことはあまりありません。反対に過眠の症状には、ちゃんと夜寝ているにも関わらず昼頃になっても眠い、一日中眠気がとれないといったものがあります。またうつ病によって身体に痛みが続く場合もあります。慢性的な痛みが身体のどこかに起こるのですが、どこに起こるかは限定されません。胃痛・筋肉痛・関節痛など痛みの症状が現れるところは様々ですが、うつ病の症状で多い痛みは頭痛なのだそうです。重さのある頭痛が続くことが多く、うつ病が原因の頭痛は鎮痛剤の効果が現れにくいのも特徴です。
"

うつ病による身体の異常


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"うつ病にかかると精神面だけではなく身体的にもさまざまな異常が現れます。しかしこれらの身体的な異常はその部位の医療機関で診断を受けても原因が特定されることはなく、原因の分からない身体の異常に苦しんでいる人は少なくないそうです。うつ病が原因でおこる身体的異常のひとつに食欲の変化があります。うつ病による食欲に現れる異常は食欲がなくなることもあれば食欲が増える(過食)こともあります。特に甘いものや炭水化物などを食べたくなることが多いようです。またうつ病によって胃腸の調子に異常をきたすことも少なくありません。胃はストレスによっても異常をきたしやすい部分なのでうつ病でも症状の現れやすく、便秘・下痢・吐き気・胃痛・むかつきなどの症状がでやすいようです。うつ病による胃腸の異常は、直接胃腸を悪くしている場合とは原因が異なるので胃薬などの薬では効果がないことが多いです。そのほかうつ病による身体の異常としては
目や耳などの機能が低下することがあります。これはうつ病によって視覚や聴覚をコントロールしている脳の機能が正常に働かなくなるからと言われていて、目や耳自体が悪くなるわけではなく眼科や耳鼻科での診断では原因を特定することは難しいようです。"

うつ病の症状の現れかた


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うつ病によって異常をきたすのは、身体の機能の高度な部分から順に起こるといわれています。脳の構造は生命の維持に必要な生理的機能を担っているものが中心部にあって、人間の社会的行動や理性などといった人間ならではの新しい機能を担う部分ほど脳の外周部分にあります。脳への刺激は外周部分から影響を受けるので、うつ病のような脳にとって悪い影響も、脳の外側にある機能から順番に影響を受けるそうです。脳の外側にある機能とは、感情・計算能力や理性的な思考、その次に記憶に携わる機能があります。このことは、飲酒でも分かるように、飲酒によって脳の表層にある感情が麻痺することで理性という感情のストッパーがゆるみ、さらに酔うことで記憶があやふやになるのも脳の記憶機能を麻痺させてしまうからです。そしてさらに飲みつづけると脳の中枢が意識せずに行なっている呼吸や生命維持の機能も麻痺させてしまいます。同じように、うつ病も症状が進行していくことでこれらの機能が正常に働かなくなります。そしてうつ病が悪化して脳の中心に近づくにしたがって生命の維持に関わる部分にも影響を与えます。うつ病によって心臓や呼吸が止まったりすることはないとのことですが、うつ病によって脳の機能に障害がおこり、寝たきりになることはあるようです。

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