うつ病の診断: 2008年1月アーカイブ

仮面うつ病


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うつ病は心の病気と言われることもあるように精神的な症状が現れるものだと思われがちですが、うつ病の症状はまず身体的な症状として現れることが多いです。身体的な症状と平行して精神的な症状も現れはじめるのが一般的なうつ病の症状なのですが、うつ病の精神的な症状が表面上現れないで身体的な症状ばかりが現れるうつ病の状態のことを「仮面うつ病」を呼んでいます。本来現れるはずの精神的な症状が強い身体的症状に隠れた状態であるために仮面うつ病という病名で呼ばれているのです。うつ病の精神的症状には、悲観的思考、意欲低下、絶望感、憂鬱環などがありますが、これらの症状が表面化しないのが仮面うつ病の特徴です。反対に仮面うつ病の場合は頭痛やめまい、肩こり・腰痛、疲労感や眠気が解消されない、食欲が出ない、過食気味などの身体的な症状がより強く現れます。仮面うつ病も普通のうつ病と同様に、今までやっていたことをするのが急に億劫に感じるようになり、出来なくなってしまいます。しかし仮面うつ病の症状は普段でも感じる身体の不調と変わらないので、本人はもちろん診断した医療機関でさえもなかなかうつ病であることを発見することができない場合が多いようです。

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